日めくり別個体

感想・俳句・短歌・詩・写真・日常その日によって色々書きます。
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その日によって色々書きます。

漫画「はるかリセット」感想

漫画「はるかリセット」が期間限定で無料だったので、読んできた。
「はるかリセット」野上武志

はるかの休むことへのスタンスは
・意識して休む
・内にこもる自分の殻を破って休む
という感じで徹底しており、
また「疲れすぎてからでないと休めないことも多いから」と、本人は休み下手を自称している。
とても共感した。

そして、はるかが休む姿は私に勇気をくれた。
「今の疲れを改善しても良いんだ」と思わせてくれる貴重な作品だと思う。

これは蛇足だが、私も去年の秋にサンライズ号に初めて乗ったので、そういう意味でもとても共感した。
あの乗車体験は素晴らしいものだったので、懐かしくなった。

是非近日中に改めて買いたいと思う。
泣き言

泣き言

急に腑に落ちた。私は何もできない。
思っていたより、自分は「できている」つもりでいたのかもしれない。
私という「現実」を見せてがっかりさせることが辛い。
「できていない姿」を見せるのが怖い。
多分、「こいつ案外……」と思われるのが辛い。
でもできない人間であることは、分かっているつもりだった。
でも私が思っていた以上に、私は臆病者で、
臆病者が故に学んでいることが多くないと分かってきたかもしれない。
臆病者にでさえ許されている「行動」という選択肢を取らない、取れない自分が嫌いだ。
でも、とても中途半端に、無気力や冷笑を食べ慣れてしまっているんだと思う。
こんなにありがちなものに、あっさりと浸食されて、ろくに自覚もできないなんて
それこそ恥ずかしい。
泣き言

泣き言

日々、つじつま合わせをなんとかする。いつも、毎日細かく失敗している。
自分に失望していることを、自分に気取られないようにするために
態度に出さないようにしているだけ。
だからこそふとした時に、油断するとどっと自分に失望する。げんなりする。
嫌になって、パニックになって、悔しくて泣く。
「できなければならない」と言われていることが、こんなにもできない。

朝一定の時間に起きられるようになるまでに3年かかった。
起き上がれなくなることに自分なりの答えを見出すまでに3年かかった。
でも不安定なことは変わらない。
ただただ、不安定の「正体」が解明されていっているだけ。

みんな「そんなに深く考えなくても」「もう少し気楽に」と言うけれど
いつも些細な事をきっかけにして、芋づる式にひどいことになっていく。
そう思えば、気が抜けない気がしてくる。

私の頑張りに説得力がない。結果がついてこない。
今日出来るはずだったことを、自分で台無しにするのはもう辛い。
映画「エコール」(2006)感想

映画「エコール」(2006)感想

同級生の趣味で映画を観たので、感想を書こうと思う。
「エコール」(字幕版)-Amazon Prime
幼年期の少女を囲っている、ちいさなちいさなEcole(学校)がある。

これは、2時間の夢。
人に聞かせるために作る、オチを持った話とは違う。
誰かが夢見る、あったらいいなのおとぎ話を
そのまま映画にしたような。
いつか誰かがどこかでふと話し始めた
終わりを決めずに語り始める浮ついた言葉のような。
そういう作品だった。

個人的には、特に「罰」の概念が興味深かった。
罰を受けた者は一生その施設に仕えねばならない、という雰囲気があった。

幼年期を終わると、結局追い出されてしまうその楽園を
出ようと急くなら、むしろ出られなくなる。

つまり"オトナを急ぐものは、少女に囚われる"ということなのかもしれない。
泣き言

泣き言

毎日、私をゆらす人たちのところへ、行かねばならない。
みんな、私の顔もろくに見ないで、気ままに私をゆらす。
それでいてみんな「あなたの顔を見ていますよ」という顔をしている。
質が悪い。

しかもそんな場所に行くために、
私はご飯を食べないといけないし、お風呂も洗濯もしないといけない。
わざわざ頑張って、苦手なこと、不快なことをしてから、
わざわざ嫌なことをされに行かないといけない。
これほど苦痛なことがあろうか。

私は私に、綺麗や健康という概念を獲得したというスタンプを押さねばならない。体感的なものは何もないのに。
そしてそれを獲得してからでなければ顔を出せない場所に、顔も出したくないのに行かねばならない。
苦痛だ。

全うしたい役割はある。頑張りたいとも思っている。
しかしその役割に向かうために必要な出来事でこんなにも躓く私は、
本当に「考えすぎ」なのか?
自分という身体の動かし方や運用方法を考えなければ、身体も起こせないというのに。
その時は 私で私を揺らすから それまで誰も 揺り起こさないで
ゲーム「LOVE ALONE DEATH」

ゲーム「LOVE ALONE DEATH」

唐突に訪れるノベルゲームの機運。
今は「LOVE ALONE DEATH」というゲームをプレイしている。
写真はゲームのスクリーンショットより。
LOVE ALONE DEATH (Steam)
不思議と描きたくなるようなキャラクターデザインで素敵だ。

夢に隠れるトラウマ。トラウマが映す本心。
みんなで、美味しいスープを食べましょう。

訪れる結末は果たして、愛か、孤独か、死か。

実績解除までもう少し。