3月10日 | 日めくり別個体

3月10日

今日は朝ごはんなし。
もともとは朝ごはんを食べない生活だったが、
最近は新しい環境で耐えるために毎日食べるようにしていた。
だからなんだか久しぶりな感じだ。

申告と更新の手続きがあったので、そのまま役所へ。
……すると、申告会場がとんでもなく混雑していた。
もともと性質上、人込みのなかで待っているのが本当に苦手で
その場から逃げ出してしまうこともある。
今日は不調が重なって、どうしても難しかったので、一度撤退。
近くにある行きつけのラーメン屋さんに駆け込んだ。

いつもの場所で、店員さんが「こんにちは」と言ってくれる。
いつものラーメンを食べて、いつもの味。とても美味しい。
少し落ち着いた。

その後もう一回挑戦しようか悩んでいる時、同居人から連絡が入った。
事情を説明すると、同居人が付き添ってくれることになった。
同居人は私の性質を一通り認識しているため、心配して付き添ってくれたのだ。
会場に再度入ると、早速係員さんの話している声が聞こえない。
同居人も交えて話をして、結局後日にまわすことになった。

同居人からの助言もあって、
「後日付き添うから仕切り直そう」ということになったため
職場にも事情を説明。
以前上司から「とにかく休むな」と凄まれているので、とても怖い。
電話がつながると、対応してくださったのは、運悪く
私を凄んできた上司その人だった。怖すぎて、頭が真っ白になる。

一通り説明して電話を切ると、横で聞いていた同居人から、
ていねいに伝えるべきところを伝え忘れていると指摘を受けた。
「尋常でない形相だった」とも言われ、自分が思っているよりも
ずっと強く恐怖を感じているのだと実感する。

そのあとは病院だ。2時間待って、ようやく診察。
環境面でどうしても難しい部分の話や、トラウマ治療のこと、
睡眠薬の効き方に関する話を相談した。
最近父から「自然体でいるように」と言われたのをきっかけに
「自分にとっての"自然"な状態とはなんなのか」と考えている。
主治医は「自然体という言葉を言い換えて、"自分が安心・安全を感じている状態"と解釈するのが良いだろう」と言ってくれた。
環境面で難しい部分については、性質的な理由もあるが
何かがトラウマになっていて、無意識下の部分に
強く関係しているのでは?という指摘を受けた。
自分ではそんな風には考えていなかったから驚きだ。

病院を出て、同居人に主治医との診察内容を共有する。
同居人から見ても、確かにトラウマになっている部分がありそうらしい。
色々フィードバックを受けていたら自分でも腑に落ちる部分があった。
自分では考えもしなかったような対策が生まれて、
実行してみようということになった。

買い物をして帰る。
ふとした時、同居人が「元気になった?」と声をかけてくれた。
自分では全然気づいていなかった。
今日は1日ずっとテンションが沈んでいたらしい。
気にかけてくれて、本当にありがたい。
その心遣いがなければ、今の治療に専念できる環境も、今の私もいないのだ。
治療や障害理解には周囲の理解も大切だと、よく言われているが
言うだけなら簡単、現実の部分はとても難しいことも多い。
こうして支えてくれることは決して当たり前でなく、とてもありがたいのだ。
そして、友人や、SNSのフォロワーさんが気にかけてくださること、
お声がけや、日々のやり取りにも救われている。
本当にありがたい。なんとか頑張っていきたい。

明日は仕事のあと、お墓参りの予定だ。
明後日は仕事のあと、ハローワークへ。
そして明々後日は、……と、今週は色々細かくやることが多い。
頑張っていかないと。頑張っていきたい。

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